自作した4ウェィのネットワーク、何か音がいまひとつすっきりしないのと、乾いた音が気になって、作り直しました。こんどは、中古で手に入れたステレオサウンド誌に連載されていた「JBL4343を現代に蘇らせる」の第五回に掲載されている佐伯多門設計のネットワークの完コピをしました。ウーファーのコイルは、巨大なムンドルフの5.6mHで、直流抵抗は0.47オームしかないという高級品です。連載のものは、JBLの特注コイル5.4mHで、これは手に入りません。ムンドルフはこれより高額です。

コイルは0.1オームで、ダンピングが半分に落ちると言われていて、細い線の安いものを使うと、音の鮮度が落ちます。たぶん、ウーフアーの低音のだらだら感は、安いコイルを使っていたこともある、と考えて、高級なコイルに変更しました。
この佐伯氏のネットワークは、固定抵抗しかもセメント抵抗を使っています。アッテネーターはなしで、一度組むとそれぞれのユニットの音圧レベルをいじることはありません。たぶんそのほうが試行錯誤しなくていいとも思いました。

で、今日の朝にネットワークはできあがりましたが、まとまりの良さに驚きました。それに品質のいいウーファー用のコイルを使った結果もあり、だぶつく低音が減り、しかも低い周波数まで再生されています。このコイルはそうとうに良いです。
このシステムの音には、2001年くらいに、はじめて既製品の高価なスピーカーとして手に入れたJBL4344Mk2の時みたいな感動があります。
それまで、値段の高いスピーカーというのは買った事がないんですね。たいてい三万円とか四万円が限度で、中古で65万円という高額なスピーカーをはじめて買いました。それで、プッチーニとか聴くと、ほんとに感動がありました。

いま作ったものはユニットは4343(4344の前身)と同じで、ただしオークションなんかで、古い部品を手に入れたりしていたので、2001年あたりに購入した4344Mk2の時にかかった金額に比べて数分の一のコストしかかかっていません。しかもアンプも、やはり古いものしか残していないので、これも中古市場で手に入れると、定価の十分の一以下みたいなものばかりです。

お金はかかっていないけど、感動はあります。今日はネットワークができあがってから、カラヤンのブラームス交響曲全集を一番から順番に聴いています。レコードです。JBLの4343みたいな古いタイプのスピーカーで鳴らすと、独特の古風な鳴り方をします。ブラームスの古くさい建物みたいな香りが十分に醸し出されます。
佐伯多門氏は、自分の作ったネットワークで4343を再生させると、目のさめるような現代的なサウンドに生まれ変わると書いていますが、確かにオリジナルの43シリーズに比較して、まろやかさと鮮明さが増しています。でもユニットは古いのでやはり古風なサウンドです。ツィーターなんて超高音はまったく再生しません。現代スピーカーとはまるっきり違います。4343が発売されたのは、1976年なので、35年前です。その頃の音です。
当然部品は新品なんか存在しないし、使い込んでいる中古だからなのか、全体にユニットはみな音がゆるキャラ的に聞こえます。4343はかつて下北沢のまさこという喫茶店に置いてありました。そこではファットな音だと思いましたが、いまこのユニットで聴くと、ファットにはならない。でも緊張感はあまりない。ただ佐伯氏の巧妙な設計は感心する。やはり長年メーカーでスピーカーの設計をしていた人は上手です。マルチの時のユニットのばらばら感がないです。全体がしっくりと組み立てられた音がします。そしてリラックスしています。写真では一番上の部分が、ムンドルフ。この写真のものが、片チャンネルぶんです。

net2.jpgここ数ヶ月、高額で重たいオーディオは次々に売り払ってしまいました。で、残っているのは、古い、オークションで手に入れたようなものばかりです。それどころかアンプは業務用です。
こんどは、次の目標としては、オーディオは二種類だけにしたい。
しかしできるかどうかわからない。いま五種類くらいです。
ノートパソコンは十台くらい持っていたのを次々と売り払い、いまは必要最低限しかないです。次はオーディオだ。
本とCDとレコードは、いくらあってもかまわないです。それは処分するほうが良くない。

コンマリ(近藤麻理)は、ときめかないものは捨てるべきだと言ってますが、わたしは、もともとものが捨てられないタイプでなく、反対にものが長持ちしないタイプで、無関心だと放置しているので、そこそこもつけど、関心があるものはあっという間に違うものに変えられてしまうという癖があります。ファックスとか興味がなかったので十年間同じのを使っていた。しかしノートパソコンとかだと、半年おなじものを持っていることはない。
なので、ときめくものは長持ちせず、ときめかないものは安定している。
ものをあらわす2ハウスが、おひつじ座で、火星と金星があると、ときめきすぎて、吹っ飛んでしまうんです。どうでもいいものだけが長生きする。
いずれにしても、ゆっくりと片付け中です。そもそもいまの4ウェイネットワークを作ったのも、複数のアンプとチャンネルデバイダを売りに出して、もっとシンプルにしたいために作ったわけですから。いま数えたら、パワーアンプだけで、まだ11台あります。マッキントッシュとか高級なアンプをたくさん売り払って、安価なものばかり残っていますが、それでもまだ11台あるわけです。基盤だけなら、さらに四台ある。これは自分で作ろうと思って、基盤だけを手に入れていたものです。

骨折の後遺症で、外を走りたいけど、走れない。トレッドミルも、最近は走れない。やはり痛くなるのは避けられないです。
なので、いまはずっとエリプティカルですが、どうしても運動負荷が少ないみたいなので、何かし足りない感が強いです。この、し足りない感がややストレスです。ランの場合、週五回以上、一回十キロ以上、一回45分以上。このうちどれかを超えると膝などヘの障害が増えて来るそうです。トレッドミルで、猛烈に足が痛くなっていたのは、毎日50分走行だったからかな。そういえば、週五回でなく、週七回だったし。
でも、運動始めてから血圧は改善されました。運動する前の何年か前は上85、下45くらいだったのが、いまは平均値。あとは体温をなんとか平常時、36.0よりも上にしたい。するとまともです。
 
-----------------------------2011 06/6  09:30
 
スピーカーは、わりにゆるい音と書きましたが、昨日、プリアンプとパワーアンプの間のXLRケーブルを、ゾノトーンから、VirtualDinamicsに変えたら、急に、現代的で、テンションの高い張りつめた音になりました。

このVirtualDinamicsは、四メートルで、長いものを探していたら、たまたまオークションで見つけたもので、中古で、数か月前に手に入れていたものです。やたらに堅いので、曲がらない。無理に曲げると、ケーブルにストレスがかかり、アンプにもストレスかかります。たぶん定価だと二十万円から三十万円くらいだと思うので、貴重品で、無理に曲げないようにします。
でも、音はかなりしゃきっとしています。ゾノトーンがあんなに緩い音だとは思わなかったです。というか違うセットでは違う鳴り方をしていました。ケーブルを変えるだけで、アンプを変えたくらい音が変化するのは知っていたけど、ここまで変わるとは驚きです。
 







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